「6万円台で住める家」が多い東京の駅はどこ? – 上位は足立区の駅!

LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、9月7日、「6万円台で住める家が多い東京の駅ランキング」を発表した。同ランキングは、2022年8月~2023年7月の期間、築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15㎡以上~40㎡未満の賃貸物件(定期借家を除く)を対象に、管理費を含む額賃料から中央値を算出したもの。

「6万円台で住める家が多い東京の駅ランキング」では、1位「西新井駅」(足立区)、2位「梅島駅」(足立区)、3位「京成小岩駅」(江戸川区)となった。1位「西新井駅」の6万円以上7万円未満の物件数は2,514件で、10位「武蔵小金井駅」の1,534件と比較すると約1,000件多い結果に。

TOP10を路線ごとにみると上位にはいずれも足立区内にある、東武伊勢崎線の3駅「西新井駅」「梅島駅」「五反野駅」がランクイン。また、5位「八王子駅」をはじめ、8位「東小金井駅」、10位「武蔵小金井駅」はいずれもJR中央線・JR中央本線沿線にあるため、新宿駅まで乗り換えなしでアクセスできる。

「5万円台で住める家が多い東京の駅ランキング」では、1位「大塚・帝京大学駅」(八王子市)、2位「京王堀之内駅」(八王子市)、3位「中央大学・明星大学駅」(八王子市)と八王子エリアが上位を占めた。

なかでも1位「大塚・帝京大学駅」の5万円以上6万円未満の物件数は2,210件、次ぐ2位「京王堀之内駅」は1,551件となり、5万円台の物件が2,000件を超える駅は「大塚・帝京大学駅」のみとなった。

上位のうち7駅は、多摩都市モノレール、京王相模線、小田急多摩線の各「多摩センター駅」から伸びる沿線にあり、沿線には大学のキャンパスが複数点在していることから、学生も利用しやすい5万円台の物件も多い。

また、上位10駅はすべて23区外だが、4位「高幡不動駅」は京王線の特急停車駅、6位「清瀬駅」・7位「恋ヶ窪駅」はターミナル駅まで30~40分で行くことができる。

次に、「47都道府県(県庁所在地)の家賃相場」をランキング化したところ、最も高いエリアは、東京都新宿区の114,500円、2位は神奈川県横浜市中区83,500円、3位は大阪市中央区74,200円となった。

一方、全国の県庁所在地で最も家賃が安いエリアは、群馬県前橋市の40,000円で1位の東京都とは約3倍の差がついた。家賃相場別にみると7万円以上が上位3エリアと兵庫県、埼玉県となり、6万円台は愛知県など7県、5万円台は京都府など16府県、4万円台は19件という結果になった。

なお、「5万円台、6万円台で住める家が多い東京の駅」ランキングの対象駅は、家賃相場が6万円以上7万円未満、5万円以上6万円未満の東京都内の駅(市町村も含む)。「47都道府県の家賃相場」ランキングは、47都道府県の各庁舎がある区または市全域を対象としている。