通行止め、運休相次ぐ 各地で冠水、土砂崩れ 千葉県内交通 台風13号

台風13号による大雨の影響で千葉県内は8日、鉄道やバスなど公共交通機関が大幅に乱れ、県南東部を中心に国道や県道が道路の冠水や土砂崩れにより通行止めとなった。JR千葉支社は9日も内房線と外房線の一部、久留里線全線で終日や昼頃まで運転を見合わせる予定。
県土整備部によると、大雨により県内14市町などで、同部が管理する道路が全面や片側通行止めとなった。被害別では路面冠水16カ所▽倒木2カ所▽土砂崩れ4カ所▽路肩崩落1カ所。
鉄道はJR総武本線と成田線、内房線、外房線、東金線、鹿島線、久留里線などで運転見合わせや大幅な遅れが生じた。9日は内房線館山-安房鴨川間と外房線勝浦-安房鴨川間で終日運転を取りやめ、外房線誉田-勝浦間と久留里線全線は久留里-上総亀山間で昼頃まで運転を見合わせる。
東京湾フェリー(富津市・浜金谷-神奈川県・久里浜)は始発便から全便欠航した。高速や有料道路は圏央道とアクア連絡道、館山自動車道、千葉東金有料道路、銚子連絡道路、京葉道路、東関東自動車道が一部通行止めとなった。県内と都心を結ぶ高速バスでも運休などがあった。