月曜もゲリラ豪雨の恐れ 熱帯低気圧や上空寒気の影響で大気の状態が不安定

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あす11日(月)にかけても西日本や東日本を中心に大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。所々で雨雲や雷雲が発達し、局地的には雷を伴って「非常に激しい雨」や「激しい雨」が降りそうです。
きょう10日(日) 非常に激しい雨や激しい雨を観測

きょう10日(日)は、沖縄の南の熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気や高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が西日本から北日本付近に流れ込んでいます。また、西日本の上空には寒気が入り、大気の状態が非常に不安定になっています。九州から東海を中心に次々と発達した雨雲や雷雲がかかりました。1時間に高知県足摺岬では64.5ミリ(9時40分まで)の非常に激しい雨が降りました。また、鳥取県大山では46.5ミリ(14時31分まで)、島根県奥出雲町で43.5ミリ(15時50分まで)、高知県室戸岬で37.0ミリ(9時21分まで)を観測するなど所々で激しい雨が降りました。今夜も九州から東海を中心に所々で雨や雷雨になり、局地的に滝のような「非常に激しい雨」やバケツをひっくり返したような「激しい雨」が降るでしょう。
あす11日(月)もゲリラ豪雨に注意

あす11日(月)も大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。九州から東北にかけて所々で雨や雷雨になりそうです。特に、中国、四国や東海、北陸では平地でも雨雲や雷雲が発達しやすいでしょう。雷を伴って「非常に激しい雨」や「激しい雨」の降る所がありそうです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒が必要です。落雷や突風にもご注意ください。北海道は低気圧が近づき、昼頃に日本海側から次第に雨や雷雨になるでしょう。
ゲリラ豪雨に遭遇したら

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。