胎児の性別お披露目パーティで小型機が墜落 主催者と動画撮影者に厳しい声も

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家族や友人など親しい人たちに向け、お腹の赤ちゃんの性別を披露する「ジェンダーリビール」。アメリカ発祥のこのイベントは、近年では日本をはじめ各国でも人気行事となっている。
そんななか、あるパーティが悲劇の大惨事と化してしまった様子を、『NEW YORK POST』や『Daily Mail』など英米のメディアが報じた。
2日、メキシコのサンペドロに暮らすカップルが、日頃から親しくしている人たちに向け、ジェンダーリビール・パーティを開催した。
屋外のガーデン・パーティ式で、手を取り合い幸せそうなカップルの背景には、たくさんのカラフルな風船と「OH BABY」の文字が。ピンクの風船があることから性別は女の子だと分かったが、ふたりはさらなるサプライズを用意していた。
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そこに飛んできたのは、1機の小型機だった。ピンク色のスモークをたきながら、やや低空で通過する様子が映像に収められている。ところが次の瞬間、小型機の左の翼が折れパイロットは制御不能となり、そのまま墜落してしまった。
それを目の当たりにした参加者の中にはパニックで叫ぶ人もいたが、カップルは抱き合い、ほとんどの人たちは惨事に気付いていなかったという。
ただちに救助を要請し、レスキュー隊が現場に駆け付けたものの、墜落した小型機のパイロットであるルイス・アンヘル・Nさん(32)は、搬送先の病院で死亡が確認された。
この動画がSNSに投稿されると反響を呼び、たくさんの非難の声が書き込まれた。撮影者は墜落した小型機の心配はそこそこに、カメラの焦点を楽しそうなパーティ、カップルの幸せそうな光景に戻しているのだ。
また、小型機がバランスを崩した瞬間は、地上の空気砲から紙吹雪が噴出された瞬間と完全に一致しており、主催したカップルは今、さらに厳しい批判にさらされている。
カリフォルニア州では2020年、ジェンダーリビール・パーティが原因で、東京ドーム約870個分という1万エーカーを焼く山火事に発展。
近年どんどん演出が派手になっているジェンダーリビールのイベントについて、SNSでは「悲劇的な事故が稀に起きるという現実を心に留めてほしい」と訴える声も度々上がっている。