地下鉄駅で男が60代女性を50回以上殴る事件発生 動画が拡散されるも介入者はゼロ

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地下鉄の駅でキレた男が60代女性から杖を奪い取り、執拗に殴りつけるという事件を起こした。トラブル発生から容疑者特定までの経緯について、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
先日の午前3時30分頃、アメリカ・ニューヨークの地下鉄を利用していた女性客(60)が、階段で見知らぬ男と口論になった。
互いに譲らず、トラブルは一気にエスカレート。逆上した男がベルトで殴りつけてきたため、女性は持っていた木製の杖で必死に抵抗したが、男はそれを奪い取って約50回も女性を殴りつけた。
その衝撃で杖の一部が破損し吹っ飛んだが、男は女性を殴打。倒れた女性が抵抗すらできなくなるほどダメージを与え、その場から立ち去った。
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通報を受けた現地警察はただちに捜査を開始し、40代とみられる容疑者を特定。その直後に複数メディアが男の氏名や年齢を公表し、「逮捕されるのも時間の問題だ」と伝えた。
被害を受けた女性は近くの病院に搬送され、奇跡的に助かったとのこと。警察の捜査にも協力し、容疑者については「面識はない」と語っている。
この凄まじい暴行の一部始終を何者かが撮影し、動画をSNSで公開・拡散したが、誰が撮影者なのかなど詳しいことは分かっていない。
動画を見た人たちからは「なぜ誰も男を止めなかったのか」といった声が多くあがったが、こういう場合、介入したからといって良い結果につながるとは限らない。
事件を目撃した際にすべきことについて、海外の一部メディアは「まずは通報を」と呼びかけている。
そして襲撃者の特徴と現場の様子をなるべく正確に覚えて警察に伝えること、何に乗ってどの方向に逃げたかを確認すること、車に乗ったのであれば車種、ナンバー、色といった情報を記憶し警察に伝えることを勧めている。
そして一番大事なことについては、「自分の安全を守ること」と指摘。介入するのは「危害を加えられる心配がない場合のみ」と伝えている。