「同僚との不倫で相手の夫への慰謝料が必要」とだます特殊詐欺が相次ぐ 県警が注意呼びかけ【新潟】

県警は、特殊詐欺が相次いでいるとして注意を呼びかけています。

犯人は被害者の自宅の固定電話に息子や親戚などをかたり電話をかけ、被害者を自宅以外の場所に誘い出して現金をだましとっています。

中でも「会社の同僚と不倫をして妊娠させてしまった」と話し、相手の夫への慰謝料や示談金が必要だとして、現金を用意させ指定の場所まで届けさせる特殊詐欺が相次いでいます。

この手口で、上越市では8月1日に70代の女性が現金50万円を、8月3日には70代の男性が現金100万円をだまし取られたほか、新潟市中央区でも8月3日に70代女性が現金60万円をだまし取られる被害に遭っています。

<被害に遭わないための県警の呼びかけ>
1.犯人は詐欺のプロ。言葉巧みに被害者の冷静さを失わせ、正しい判断をさせないようにするので、犯人からの電話に出てしまうとだまされてしまう。犯人からの電話に直接出ないために、防犯機能付き電話機の設置や、常時留守番電話に設定しておくなどの対策が必要。
2.電話でお金の話が出たときは特殊詐欺を疑う。
3.不審な電話には取り合わず、すぐに家族や警察に相談を。