再び感染が拡大している新型コロナウイルスについて、県は子どもから重症化リスクの高い高齢者への感染が懸念されるとして、家庭内での感染対策を呼びかけています。
今年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行してから3回目の開催となった13日の対策本部会議。
【花角知事】
「県内の感染、緩やかに拡大していると認識をしています」
県によりますと指定した一医療機関あたりの新規感染者数は、7月中旬から急激に増加。医療機関が休みだったお盆期間を除いて増加傾向は続いていて、8月28日から9月3日までの1週間では22.65人と5類移行後最も多くなっています。感染再拡大の理由として考えられるのが学校の再開です。
【花角知事】
「夏休みが終わって学校の再開っていう子どもたちの感染が拡大をしております」
8月28日からの1週間の患者を年代別で見ると、0歳から19歳が52%を占めていて子どもの間で感染が広がっていることがわかります。
今後家庭内感染を通して重症化リスクの高い高齢者などにも感染が広がる恐れがあることから、家族で陽性が確認された場合に県が呼びかけるのは、換気や共有スペースの消毒など家庭内での対策です。
【花角知事】
「高齢者の方が感染すると重症化の数が増えるということで医療への負担も大きくなることが懸念されるところ。家庭内での感染対策を意識してもらいたい」
また9月20日からは新型コロナワクチンの秋開始接種が始まることから、県は特に高齢者に対してワクチンの接種を呼びかけています。