母親が自殺した娘の元恋人を脅し逮捕 おもちゃの銃を突きつけ「次はお前だ」

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15歳の若さで自殺した最愛の娘。悲しみに暮れる母親が娘の元恋人を脅して逮捕されるまでの経緯を、『Inside Edition』などアメリカのメディアが伝えた。
アメリカ・オハイオ州で暮らす女(36)は、今年3月にあまりにも悲しい経験をした。大事に育てていた15歳の娘が、いきなり自殺しこの世を去ってしまったのだ。
「娘が死んだのは、付き合っていた少年のせい」と信じ込み娘の元恋人(16)を恨んだ女は、本物そっくりに見えるおもちゃの銃を入手。8月30日に元恋人の家に押しかけ、ガレージにいるところを詰め寄った。
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女は「次はあんたの番だよ」と言って、ウエストバンドから銃を引っ張り出し、引き金を引いた。
偽物だと知らなかった元恋人は腰を抜かして床に崩れ落ちたが、気丈にも持っていたスマートフォンで女を撮影。そうして追い払ってから通報したため、女はその後ほどなくして逮捕された。
この出来事についてメディアの取材に応じた元恋人は、「マジでトラウマになった」「(銃が本物だったら)あの晩死んでいたかもしれない」と語った。
元恋人の母親も取材に応じて「(娘さんが亡くなり)つらい思いをしているのでしょう」「同情はしています」「でもうちの息子の顔に銃を突きつけるなんて、あり得ませんよ」と述べ、怒りをあらわにした。
和解は望んでいないもようで、「うちの息子には絶対に近づかないでほしい」とも話している。
女は保釈金を納付し解放されたが、娘の元恋人とその家族には接触しないよう命じられた。当局が行動を監視できるよう、GPSを装着していることも分かっている。
女には前科もない。また検察官は女が経験した悲劇なども考慮し、「極悪人」として扱うつもりはないと明かしている。これから始まる裁判で、女は何を語るのか。娘と元恋人の関係や自殺した理由などに、複数メディアが注目している。