15日開幕の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」に、馬場咲希選手(18)が出場します。2022年に世界一に輝いたものの、その後調子を落とし挫折を味わいました。持ち前の笑顔を取り戻し、再び輝きます。
馬場選手の名が知れ渡ったのは、2022年の全米女子アマです。日本人で37年ぶりの世界一に輝き、世界中から脚光を浴びました。
馬場選手:
「このトロフィーにたくさん知っている人の名前もあって、そこに自分の名前が刻まれるのはすごくうれしかったです。『(トロフィーを)上げてください』って言われたんですよ。ワーって感じで右腕がずっと震えていました」
175cmの恵まれた体格から放たれるドライバーショットは飛距離270ヤード。スケールの大きいゴルフを見せる17歳に、誰もがその活躍を期待していました。
しかし、国内凱旋試合として大注目の中で迎えた2022年の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」では、4オーバーと結果を残せず、まさかの予選落ちでした。
馬場選手:
「自分の悔いのないように攻めていこうと思ってやったんですけど、あまり(バーディーが)取れなかったというか」
「全米女子アマ覇者」として出場した今シーズンの海外メジャーでも、出場した4試合全てで予選落ちを喫しました。
馬場選手:
「すごい準備不足とかも痛感したし、いろいろと自分の悪いところとか反省することが多かったので、いろいろ見直せてよかったなと思います」
プロの大会で味わった挫折。それでも自分を見つめ直すことで、再び前を向きました。
馬場選手:
「考えてみたらすごくレベルの高い舞台でやらせてもらっているので、思い通りにはいってないけど、そこまで深刻に考えない方がいいのかなと思ったりとか、分かんないけど」
持ち前の笑顔を取り戻した馬場選手は、8月の国内ツアーで自己ベストまで1打差に迫る「67」をマークし、ベストアマチュアに輝くなど調子は上向きです。全国のファンを魅了した18歳が、再び輝きます。
馬場選手:
「アグレッシブに攻めて攻めてバーディーを取っていくゴルフがすごく好きなので、今年はリベンジじゃないですけど、上位を目指して頑張りたいと思います」