高偏差値の中学校に子を通わせる保護者、70%が「子どもに関する悩みがある」- 父母で悩みの傾向に違いも

ひまわり教育研究センターはこのほど、「子どもの中学受験」に関するアンケート調査を実施。調査は2022年8月、偏差値60以上の中学校に通う子どもを持つ保護者150人を対象に行われた。

偏差値60以上の中学校に通う子を持つ保護者150人に対し、「お子さんの中学校生活において、何か悩みはありますか?」と聞いたところ、全体の70%にあたる105人の保護者が「悩みがある」と回答。「とくに悩みはない」と回答したのは45人(30%)にとどまった。

「中学校生活に悩みがある」と回答した105人に、「具体的にどのような悩みがあるのか」を2つまで選んでもらったところ、「友達関係」「お子さんの心の不安定さ」がそれぞれ26人(24.8%)、「成績」「朝起きないなどの日常生活」がそれぞれ25人(23.8%)、「クラブ活動」が24名(22.9%)と、5項目がほぼ横並びの結果となった。

子に関する悩みを父親・母親別でみてみると、「成績」「クラブ活動」と回答したのは父親が多く、「友達関係」や「心の不安定さ」については母親の方が回答が多かった。父親は、比較的外から見える事柄に対して悩みをかかえる傾向があり、、母親は我が子の内面の心の動きに対して悩みをかかえる傾向にあるようだ。