北新地の虎ファンの店、甲子園移転前のVにマスター感激「試合の前から涙が出て…」

大阪のタイガースファンが集う北新地の「ベースボール居酒屋 まこっちゃん」で14日、阪神の18年ぶりの“アレ”にファンが「長かった~!」と涙し、抱き合って喜びを分かち合った。
開店13年目の同店は、11月末に甲子園球場近くに移転することが今春に決まっていた。マスター・竹田誠さんは「アレするとは信じていたけど、いろんな思いがあったので感慨深いですね。昨日も今日も、試合の前から涙が出てきて」と、思い出の詰まった店内では初めて味わうVに感激した。北新地では日本シリーズ第7戦の11月5日まで営業するという。
同店は11坪の小さな店で、近年はコロナの影響で客数も制限をしいられ、売り上げも苦戦。しかし今年は阪神の好調と自粛解除が相まって客足も伸びてきた。新メニュー「アレ(アンチョビ+レンコン)の焼いたやつ」や「パインアメサワー」も誕生した。
常連客の吉岡智代さん=大阪在住=は「今年は勢いがすごかった」と感慨深げ。日本シリーズ進出時の対戦相手にはオリックスを希望。「阪神&オリックスの同時の御堂筋パレードはやめてほしいです」と吉村洋文大阪府知事に要望した。