FIBAバスケットボールワールドカップで日本代表のキャプテンを務め、パリオリンピック出場権獲得に貢献した富樫勇樹選手が9月14日、地元・新潟県新発田市に凱旋し、子どもたちと触れ合いました。
多くの子どもの拍手で出迎えられたのは、パリオリンピック出場を決めたワールドカップで日本代表キャプテンを務めた富樫勇樹選手。
ワールドカップ後、初めて地元に戻り、新発田市の主催したミニバスケットボールクリニックで指導を行いました。
クリニックに参加したのは、新発田市内の児童90人ほどですが、富樫選手を一目見ようと、観覧には1600人以上が詰めかけました。
多くの視線が注がれる中、始まったクリニック。
【富樫勇樹 選手】
「ウォーミングアップ、この人数で何をしていいのか分からず、最終的にたどり着いたのが鬼ごっこ(笑)」
まずは、富樫選手とサポートの開志国際高校のバスケ部員たちが鬼となり、5分間駆け回り体を温めました。そして…
【記者リポート】
「いよいよ、富樫選手によるバスケットボール指導が始まりました。憧れの選手を前に、子どもたちは練習に熱が入ります」
富樫選手は得意とするドリブルやシュートのコツなどを子どもたちに伝授!後半には富樫選手との試合形式での対戦も行われました。
世界レベルのプレーを目の当たりにして、子どもたちは刺激を受けたようです。
【児童】
「ドリブルが強くて、めっちゃ交わしていてすごかった」
【児童】
「世界のドリブルはこうなんだなと実感した。富樫選手のように大きいディフェンダーをすいすい抜けるようになりたい」
最後に行われた質問コーナーでは子どもたちからこんな質問が。
【児童】
「どうやったら、あんなにミドルシュートが入るんですか?」
【富樫勇樹 選手】
「怒られなければ、徐々に自信を持って打てると思うので、監督の皆さんはシュートを外してもあまり交代させないでください」
富樫選手は指導者へも茶目っ気たっぷりにアドバイスを送り、子どもたちの成長を願っていました。
【富樫勇樹 選手】
「こうやって地元に戻ってクリニックをして、子どもたちと触れ合えたことは僕の中ですごく大きい。ここからプロ選手や日本代表を目指して、ぜひやってほしい」
地元の子どもたちから力を得た富樫選手。パリオリンピックでの活躍を誓います。
【富樫勇樹 選手】
「ここまで代表としてやってきたので、しっかり出場してW杯以上の結果を目標に。(パリ五輪まで)もう1年もない中なので、ケガをしないように成長していければなと思う」