焼き肉丼、マーボー豆腐がおいしくなる! 高校生が開発した「万能タレ」、意外な材料とは?

沖縄県西原町在住の高校生でつくる「西原町学生ソーシャルビジネスプロジェクト(NS2BP)」がこのほど、サトウキビの搾り汁を活用した万能タレ「万能!サトウキビから取っタレ!!」を開発した。1月29日に西原さわふじマルシェで開かれた「東海岸やちむん市」で80本を販売。焼き肉丼も合わせて好評で、完売した。(玉那覇隆子通信員)
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メンバーは昨年5月ごろから話し合い、時間をかけて材料やパッケージを決定。12月に製造、試作を経て販売にこぎ着けた。サトウキビ収穫にも携わり、搾り機にかけた後に煮てサーターユー(黒糖液)にした。農家の与儀清一さんが原料を提供した。
タレは国産のしょうゆやリンゴ、ニンニクを使い、サーターユーを加えて完成。黒糖の自然の甘みと風味が特徴で、焼き肉や野菜炒め、マーボー豆腐などの味付けに使える万能調味料となった。

NS2BP代表の伊佐梨里菜(りりな)さん(浦添高2年)は「町内イベントでの販売や、いずれはふるさと納税の返礼品として展開していきたい」と意気込んだ。
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タレを3本買った神谷輝美さん(52)は「西原の高校生が作ったタレ、おいしいよ。友人にプレゼントする」と話した。