“西尾の恩師”の姿も…柵木幹太四段のプロ入りを記念した将棋大会 地元・愛知で開催「次につなげていきたい」

愛知県西尾市で16日、柵木幹太四段のプロ入りを記念した将棋大会が開かれました。

その名も「にしお将棋大会~西尾出身プロ棋士柵木幹太杯~」。柵木四段にとっては自身の名を冠した初の大会となります。

16日は子供の部・大人の部に各16人が参加。予選は各ブロックに分かれ持ち時間15分切れ負けの総当たり戦、決勝は20分切れ負けのトーナメント形式で行われました。

今年3月、プロ棋士の養成機関「奨励会」で14度目の三段リーグを経て25歳でプロ入りを果たした柵木四段。

地元での大会開催について「西尾でたくさん教えていただいた分を子供たちに返して次につなげていきたい。また公式戦でも勝って多くの人に応援してもらいたい」と話しました。

大会の審判員長で西三河地区で将棋の指導を行う中嶋宏さん(65)は小学生時代の柵木四段に週1回指導していた「西尾の恩師」。小学1年から頭角を現し将棋一筋だった柵木四段を地元で誰よりも応援してきました。

プロ入りが決まった際は「苦労が長かった分、舞い上がるほど嬉しかった。”マセカン”は話がとても上手なので解説などでも頑張ってほしい」と今後の活躍に期待を寄せました。

大会の優勝者は子供の部が石原想太さん(9)、大人の部が平隈寛章さん(50)。2人は壇上に上がり柵木四段とハンディなしで記念対局を行ったほか色紙や記念品が贈られました。