2週間天気 秋の気配を感じられるのは一時的か 9月末でも最高…の画像はこちら >>
記録的な残暑となっている日本列島ですが、今週は一旦、暑さは収まりそうです。ただ、これは一時的で今月末にかけて最高気温は30℃くらいまで上がる日が続く見込みです。引き続き熱中症に注意してください。
1週目(18日~24日)秋雨前線南下で暑さは一旦収まる?
厳しい残暑となっていますが、今週後半には一時的に気温は落ち着くものの、平年を上回る暑さは少なくとも今月末にかけて続く見込みです。では、気温と一緒に天気も詳しく見ていきます。あす18日(月:敬老の日)は、秋雨前線が北海道から日本海に延び、前線上の低気圧が北海道を通過するでしょう。そのため北海道では午前を中心に雨が降り、雷雨や激しい雨が降りそうです。東北は前線が南下するため、次第に雨の範囲が広がるでしょう。関東から九州にかけては、晴れる所が多くなりますが、湿った空気や前線の影響で九州北部を中心に雨の降る所がありそうです。19日(火)と20日(水)は、北海道は秋雨前線や湿った空気の影響で変わりやすい天気でしょう。晴れ間はありますが、急な雨や雷雨に注意が必要です。東北から九州と沖縄は広い範囲で晴れる見込みです。ただ、大気の状態が不安定になり、山沿いを中心に雨や雷雨があるでしょう。21日(木)から22日(金)にかけては、秋雨前線が本州付近を南下するでしょう。前線が離れる北海道は安定して晴れる見込みです。東北から九州にかけては、雨が降り、前線が通過するタイミングで降り方が強まることもあるでしょう。23日(土:秋分の日)から24日(日)は、前線の活動が弱まり、日本付近は高気圧に緩やかに覆われる見込みです。北海道から九州、沖縄にかけて晴れる所が多いものの、湿った空気が流れ込み、局地的に雨雲や雷雲が湧きそうです。最高気温は、20日(水)までは、全国的に平年を上回り、特に北海道から東海にかけては、大きく上回りそうです。広く30℃を超えて、内陸などでは35℃に迫るような所もあるでしょう。9月下旬でも真夏と変わらない熱中症対策をしてお過ごしください。21日(木)と22日(金)は、前線が本州南岸付近に南下するため、日本列島は秋の空気に包まれそうです。そのため平年並みくらいの気温の所が多くなるでしょう。ただ、これは一時的で23日(土:秋分の日)以降は、再び南から暖かい空気が流れ込む見込みです。東海~九州は、30℃以上の所が多くなりそうです。
2週目(25日~30日)中秋の名月の天気は?
25日(月)~28日(木)は、秋雨前線が東北~北陸付近に延びることが多くなるでしょう。そのため、東北や北陸では曇りや雨の日が多くなりそうです。前線上に低気圧が発生した場合は降り方が強まることもあるでしょう。晴れる日が多い、関東~九州も、前線に向かって湿った空気が流れ込むため、一時的に雨が降ることがありそうです。また、前線が延びる位置には予報に幅があり、南北にずれることがあります。北海道は晴れマークが並んでいますが、今後雨に変わる可能性もありますので、最新の情報にご注意ください。29日(金)は中秋の名月で今年は満月と重なります。お月見を楽しみたい所ですが、東海や近畿は、気圧の谷や湿った空気の影響で雨が降りそうです。そのほかはチャンスがあるでしょう。30日(土)は、北海道~近畿の広い範囲で雨が降りそうです。最高気温は、北海道以外は、平年を上回る所が多い予想です。東海~九州、沖縄は30℃以上の日も多いでしょう。関東も30℃を超える日がありそうです。朝晩は過ごしやすくなってくるものの、昼間は熱中症にまだまだ注意が必要となりそうです。
熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。