妻の遺体を冷凍庫に隠し年金受給 「テレパシーで意志疎通していた」夫に実刑判決

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家族にも嘘をつき、妻の死を隠そうとした男。その一方で何年も遺体を隠し詐欺行為に及んでいたことを、『New York Post』など海外のメディアが伝えている。
スウェーデンで暮らすノルウェー出身の男(57)に、このほど懲役3年半の実刑判決が下された。妻(60)の遺体を冷凍庫に隠し、年金の受給を続けていたことが明らかになったためだ。
男の弁護士は地元メディアの取材に応じ、「男性とその妻は共同墓地に埋葬されることを望んでいませんでした」「そのため亡くなった妻の遺体を冷凍庫に入れ、後でよそに埋葬しようと考えていたのです」「しかし結局は(別の土地に埋める)計画を諦めてしまったわけです」と経緯を語った。
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男は友達や家族に対し「妻なら元気だよ」などと話していたとのこと。実際にはがんを患い2018年に亡くなったが、その後も変わらず嘘をつき続けた。
しかしまったく姿を現さないため、妻の家族は心配し行方不明者届を提出。それでも男は「妻は寝ているんだ」などと話してごまかし続け、しばらくすると「妻はあんたたちとは話をしたくないそうだ」と言い張って、諦めさせようと試みた。
その後、男の怪しい行動について情報を得た警察が捜査を開始。3月16日に男の家に立ち入り、冷凍庫に隠されている妻の遺体を発見した。
男は「遺体を隠し、妻が死んだことを伏せていたんです」「春を待ち、ヴェルムランドにある自分たちの農場近くに埋葬してあげようと思っていました」と述べ、亡き妻への思いをにじませた。
しかし、一部メディアが「遺体はバラバラにされていた」と報道。食料と一緒に冷凍庫に入れられていたとも伝えている。
出廷した男は「テレパシーで妻と意思の疎通ができるんです」と断言。しかし裁判所に鑑定を任された精神科医は、「精神疾患はない」と判断したもようだ。
当局は懲役4年の実刑判決を目指していたが、裁判所は3年半の実刑判決を下し、受給し続けた年金などの返還を命じている。