JR岐阜駅前のバスのロータリーで3月18日、女が刃渡り約16センチの包丁を振り回し、観光に来ていた女子大学生に襲いかかろうとしました。
騒ぎを聞いて真っ先に駆け付けたのは、JR岐阜駅で警備員をしていた白木義弘さん(82)。続いて、騒ぎを聞きつけたJR東海の佐治雅也さん(43)、長屋翔大さん(21)も加わりました。
3人は、女に包丁を捨てるよう説得しながら、周りにいる人たちに危険だから近づかないよう注意しました。白木さんは、「外国人のようだったので、刃物を指さして、手で×(ばつ)を作り、懸命に説得した」と、当時の状況を説明します。
駅前で“包丁振り回す”犯人に82歳の警備員が「とっさの判断」…の画像はこちら >>
女は説得に応じ、周囲に危害を加えることはありませんでした。けが人はいませんでした。
包丁を振り回していたのは、中国籍で住所不定・職業不詳の女(42)で、銃刀法違反の疑いで、現場に急行した警察官に現行犯逮捕されました。その後、暴力行為等処罰法の疑いで警察に再逮捕されています。
CBC
3人は7日午後、岐阜中警察署の桂川勝弘署長から感謝状を受け取りました。