障害者グループホームで水増し請求の疑い…実際かかった費用上回る食材費を利用者に請求か「返金進めている」

全国で障害者向けグループホームを運営する会社が、利用者に食材費を水増し請求していた疑いがあることが分かりました。

愛知県によりますと、東京に本社を置く福祉事業会社「恵」が、岡崎市内で運営している障害者向けグループホームで去年5月ごろ、実際にかかった費用を上回る食材費を利用者に請求していた疑いがわかりました。

県は会社に対し行政監査を行った上で、障害者虐待防止法が定める経済的虐待に当たる可能性もあるとみて慎重に調べています。

ホームページによりますと、この会社は愛知、岐阜、東京など全国13の都県で施設を展開していて、厚生労働省も今年6月、施設がある全国の自治体に対し事実確認を行うよう通知しています。

恵の担当者は、東海テレビの取材に「行政監査中の為、詳細はお答えできない。利用者への返金は進めている」とコメントしています。