「どんどん燃え広がった」商店街で13棟焼く火事 約7時間後に鎮火も消防隊員など3人軽傷【新潟】

9月26日未明、新潟県魚沼市の商店街で住宅など13棟を焼く火事がありました。この火事で、火元の住宅に住む85歳女性と消火活動にあたっていた2人がケガをしています。

26日午前3時前、魚沼市小出島の大冨友子さん(85)の住宅から出た火は瞬く間に燃え広がりました。

出火から40分ほどが経った午前3時35分ごろに撮影された映像。その後も火の勢いは衰えず、2時間半ほどたった時点で撮影された映像でも建物から火が上がっているのが確認できます。

【撮影した人】
「最初は1棟だけ燃えていたが、勢いよく燃えていて、どんどん燃え広がった。消火がなかなか追いつかないという感じ」

そして、火は火元となった住宅に隣接する商店街にも燃え移りました。

【リポート】
「かなり建物が密集した地域。屋根が焼け落ちた建物が複数確認できます」

火は約7時間後に消し止められましたが、この火事で火元の住宅や店舗など9棟が全焼したほか寺院など4棟の一部を焼きました。

【近くに住む人】
「(火が)また移った、また移ったという感じですごかった」

また、火元の住宅に1人で住んでいた大冨さんが1階の窓から逃げ出す際にケガをしたほか、20代の男性消防隊員と40代の男性消防団員が消火活動中にケガをしています。いずれも命に別条はありません。

警察と消防が出火の原因を調べています。