【近畿圏】“住みたい街”ランキング – 借りて住むなら「江坂」「三ノ宮」の2強、買って住むなら?

LIFULLは2月13日、近畿圏版の「2023年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング」を発表した。調査は2022年1月1日~12月31日、LIFULL HOME’Sに掲載された近畿圏(大阪府、京都府、兵庫県)の賃貸・購入物件のうち、問合せの多かった駅名を集計した。

近畿圏版「借りて住みたい街」ランキングでは、地下鉄御堂筋線の「江坂」(大阪府)が2年連続の1位を獲得。2017年から5年連続でトップを守っていた「三ノ宮」(兵庫県)が2位となり、僅差でのトップ争いを展開する2強状態となっている。

以下、3位「大正」(大阪府)、4位「出町柳」(京都府)、5位「大国町」(大阪府)、6位「新大阪」(大阪府)、7位「京橋」(大阪府)、8位「阿波座」(大阪府)、9位「武庫之荘」(兵庫県)、10位「神戸」(兵庫県)と続き、前回3位の「姫路」が13位にランクダウンするなど、賃貸ユーザーの居住ニーズは、ここ数年大阪市と神戸市の中心部にほぼ集中する状況となっていることがうかがえた。

また、ランキングTOP100に入った駅のうち、前回からのランクアップの大きさをみる「急上昇ランキング」では、交通の利便性に加えて、あべのハルカスや天王寺ミオをはじめとした大規模商業施設などの生活利便性が高い「天王寺(90ランクアップ/168位→78位)」がトップに。次いで、比較的安価で若年単身者向けのエリア「桜ノ宮(87ランクアップ/184位→97位)」、住宅地中心の都島区に位置する「野江内代(79ランクアップ/160位→81位)」が続いた。

近畿圏版「買って住みたい街」ランキングでは、「姫路」(兵庫県)が前回4位からランクアップして1位に輝いた。続く2位は、2020年&2021年と連続トップだった「本町」(大阪府)が高い人気を維持し、3位には前回35位だった「堺筋本町」(大阪府)が急上昇。前回1位の「谷町四丁目」(大阪府)は4位になるなど、買って住みたい街は大規模で話題性の高いマンション開発がどこで実施されるかによって、大きく変化する傾向が見て取れた。

以下、5位「寝屋川市」(大阪府)、6位「大宮」(京都府)、7位「高槻」(大阪府)、8位「垂水」(兵庫県)、9位「西長堀」(大阪府)、10位「大久保」(兵庫県)と続いた。

また、「急上昇ランキング」をみると、TOP3は、大阪の中心部に位置し、数年ぶりに大規模なタワーマンションの開発に注目が集まっているする「肥後橋(341ランクアップ/415位→74位)」、京都中心部にて小規模なマンション開発が継続しており、大手デベロッパーが市場参入したことでも注目を集めている「丸太町(200ランクアップ/258位→58位)」、大阪市南部に位置し、小規模ながら複数のマンション開発が並行して進んでいる「西田辺(173ランクアップ/237位→64位)」など、TOP10は大阪市内の駅が多くを占める結果に。いずれもエリアというよりは物件のグレードや立地条件などが注目を浴びることで駅の順位を大きく上げる結果となった。