プーチン大統領が中国を訪問 習近平国家主席の反応は…

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米中対立やウクライナ戦争が続くなか、プーチン大統領が10月に中国を訪問することが分かった。
プーチン大統領が中国を訪問するのはウクライナ侵攻開始直前以来となるが、習近平国家主席と会談し、中露関係の連携を改めて確認し、米国をけん制する狙いがあることは間違いない。
ウクライナ戦争でプーチン大統領は劣勢に立たされており、最近では北朝鮮の金正恩氏とロシア極東で会談し、食糧支援や宇宙開発の見返りに北朝鮮から武器を供与してもらうことを確約するなど、その劣勢さが際立っている。
今回の訪中も、やはり大国中国から何かしらの支援をしてもらいたいとの狙いがあり、おそらく会談ではプーチン大統領が習国家主席に胡麻をするような雰囲気になろう。
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ここからは想像の世界だが、習国家主席がプーチン大統領の期待するような姿勢を示すことはない。
中国にとっても米国は対立相手で、そこでは中露の思惑は一致する。しかし、ウクライナ戦争でロシアに中国が武器を供与するなどすれば、欧米諸国が中国への批判を強め、対中経済制裁を強化する可能性が高い。
国内経済が冷え込む中国としては、これ以上米国などと貿易摩擦を拡大させたくないのが本音で、ロシア寄りの姿勢を鮮明にすることはできない。
どのような会談になるかは分からないが、返って中露の間で隔たりが鮮明になる可能性もあろう。