沖縄かりゆしアーバン閉館から1年超…「とまりん」ホテル棟、新たな運営先が決まる

泊ふ頭開発(宮城健三社長)が運営する那覇市前島の複合ビル「とまりん」内のホテル棟の新たな運営先として、本社が東京の「Plan・Do・See(プラン・ドゥ・シー)」と契約を結んでいたことが13日までに分かった。取締役会での承認を経て、昨年12月に契約した。プラン・ドゥ・シーは、パームロイヤルが今年6月に同市の一銀通りで開業予定の高級リゾートホテル運営も手がける予定で、県内2施設を展開することになる。複数の関係者が明らかにした。
新たなホテルの開業時期やコンセプトなど詳細は明らかにされていない。プラン・ドゥ・シーは東京や神戸、ベトナムでホテル運営のほか、レストランやウエディング事業を手がけており、同様の事業を展開するとみられる。
ホテル棟は1995年のとまりん開業当初から入居していた県内ホテル大手かりゆしの「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」が2021年10月に閉館。その後は空き店舗状態だった。
とまりんについては、かりゆしと泊ふ頭の間で保証金の返済やホテル内の設備の所有権などを巡る係争があり、泊ふ頭開発の幹部は「裁判が継続しているため契約内容は公開できない」としている。
(政経部・又吉朝香、又吉俊充、社会部・城間陽介)
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