音楽や光「100年後」創造 市原の夜空に”ドローン花火” 内房5市芸術祭開幕

千葉県誕生150周年の市町村主催記念事業「百年後芸術祭」の一環として、市原、木更津、君津、袖ケ浦、富津の内房5市が開く「百年後芸術祭~環境と欲望~内房総アートフェス」の開幕イベントが30日夜、市原市で開かれ、主要演目のパフォーマンス「en Live Art Performance」がお披露目された。
音楽やダンス、光、ドローンなどを融合させたステージで、150周年記念事業総合プロデューサーで音楽家の小林武史さんが率いるクリエイター集団「Butterfly Studio」が公演に臨んだ。
パフォーマンスは、過去と未来など二つの矛盾する事象を受け入れ、和を求める「環境と欲望」の思いを表現。会場を訪れた人たちは、花火のように夜空を彩る500台のドローンや、ステージで繰り広げられるダンスに見とれていた。
小林さんは公演前にステージから「誰かが書いたシナリオで未来が描かれることは決してない。皆さんがどう100年後をイメージするか。そのきっかけになればうれしい」と語った。
公演は市原市の上総いちはら国府祭りと同時開催。百年後芸術祭のオープニング特別公演として開催された。会場では、内房5市の食材を使ったオリジナルおでん300食などを販売する「ENNICHIBA」、芸術祭のロゴマークで缶バッジを作成するワークショップがあり、多くの来場者でにぎわった。
次回の「en Live Art Performance」は10月21日、木更津市の「KURKKU FIELDS」で開く。