酒税法改正により「ビールを飲む量が変わる」と回答した人の割合は?【2,147名に調査】

産経新聞社は9月29日、「ビールに関する意識実態調査」の結果を発表した。調査は9月20日~26日、産経リサーチ&データのアンケートサイト「くらするーむ」の会員2,147人(男性1,364人、女性783人)を対象に、インターネットで行われた。

「ビール」「発泡酒」「新ジャンル(第3のビール)」を家庭でよく飲む人を対象に、10月1日からの酒税法改正でビール飲料の税率が変化することを提示したうえで、「ビールの価格が値下げ、新ジャンル(第3のビール)の価格が値上げになった場合、飲む量はどうなりますか?」と質問したところ、それぞれ「現在と変わらない」(ビール86.3%、発泡酒78.7%、新ジャンル63.3%)がトップに。

ビールを飲む量が「増える」と回答した人は、ビールを飲む人では11.9%、発泡酒を飲む人は5.3%、新ジャンルを飲む人は4.8%。一方、新ジャンルを飲む人のうち15.9%が「新ジャンルを飲む量が減る」と回答。「新ジャンルを飲むのをやめる」人は19.2%となり、新ジャンルを飲む人の約3分の1が新ジャンルから離れることがわかった。

次に、ビールが好きか嫌いかと尋ねたところ、男性86.3%、女性64.0%が「好き」「どちらかといえば好き」と回答。年代別にみてみると、年代が下がるについてビール好きの割合が減り、特に女性ではビール嫌いの割合が約4分の1を占める結果に。

そこで、家庭でよく飲むお酒の種類を教えてもらったところ、男女ともに「ビール」(男性56.3%、女性45.8%)がトップに。「発泡酒」(同19.2%、女性17.0%)や「新ジャンル」(同23.5%、女性14.4%)はいずれも2割程度だった。

次に、「ビール」と聞いて思い浮かべるビールメーカー・ブランド名を聞いたところ、1位「キリンビール」(824票)、2位「アサヒビール」(662票)、3位「サッポロビール」(332票)、4位「サントリービール」(282票)という結果に。ブランド別では、「アサヒスーパードライ」(236票)がトップとなり、次いで「キリン 一番搾り」(148票)、「YEBISU(ヱビス)」(113票)、「ザ・プレミアム・モルツ」(70票)が上位に。

最後に、家庭でよくお酒を飲む人に家庭での1か月1人あたりのお酒の平均予算を聞いたところ、「1000円~2000円未満」(14.5%)がトップに。次いで、「2000円~3000円未満」(13.7%)、「1000円未満」(13.6%)と続いた。