汲み取り式トイレに転落した女性が救出 落としたApple Watchを拾おうと…

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アメリカ・ミシガン州のボート乗り場脇にある屋外トイレの中から、落としてしまったApple Watchを回収しようとしていた女性が救出されたそうだ。『NBC News』『ABC7』などの海外メディアが報じている。
「ボットン便所」などとも呼ばれる汲み取り式の便所は、水洗便所の普及によりその数を減らしているが、下水道が整備されていない場所などではいまだに現役である。
今月、アメリカ・ミシガン州オツェゴ郡にあるディクソン湖の天然資源局ボート乗り場で、し尿を貯めておくタンクの中から女性の叫び声が聞こえてきたため、救急隊員が呼ばれる事件が発生したという。
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氏名未公表のこの女性は、何らかのアクシデントで身につけていたApple Watchを便器に落としてしまった後、それを取り戻そうとしてタンクに転落。自力では戻れなくなってしまったようだ。
ミシガン州警察のスポークスマンであるデリック・キャロルさんは、現地メディアに対して「彼女は言ってみれば『泥沼』の中にいるような状態でした」と当時の様子を説明している。
数百ドルのApple Watchのためとはいえ、トイレのタンクに落下するという壮絶な体験をした女性。おそらく次からは貴重品を便器に落とさないように、一層神経をとがらせることになるだろう。
キャロルさんによると、女性に怪我はなく、救急隊員を呼ぶために通報した発見者に感謝を述べたという。また、タンクからApple Watchは無事に回収されたそうだが、女性がそれを使用し続けたかどうかは不明だ。
この一件を受けて州警察は「屋外トイレで物をなくした際は、大きな怪我にもつながるため、決してタンクの中に入ろうとしないでください」と声明文を発表している。
SNSでは「Apple Watchを取り返した代償があまりにも大きすぎる」「一度サングラスを落としたことがあるけど、取り戻す気は起きなかった」「誰かが気づいてくれなかったらと思うと…」などのコメントが寄せられていた。