コンタクトレンズが原因の腫瘍で失明寸前だった女性 医師の厳しい指摘に注目集まる

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若い世代を中心にコンタクトレンズの利用者は大変多いが、使用には決まりをしっかり守る必要がある。
まさにコンタクトレンズの使用によって失明の危機に直面した女性の話題を、『People』や『Daily Mail』などの海外メディアが報じた。
イギリス・カーディフに住むステフ・カラスコさん(25)は、少し前から目にかゆみを感じていた。
毎日コンタクトレンズを使用していたため、「何かの炎症だろう」と軽く考え、眼科を受診した。すると医師から「非常に強い細菌が目に侵入し、角膜に腫瘍を作っています」と恐ろしい事実が告げられた。
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医師によると、数ある症状のなかでも角膜腫瘍は「視力低下や失明に繋がる緊急事態」と考えられているそうだ。ステフさんは直ちに入院することになった。
腫瘍を小さくするため、1日に72滴もの抗生物質を点眼。数日様子を見守ったが腫瘍の大きさに変化はなく、角膜移植手術が行われた。
手術は無事に成功したが、ステフさんはメディアの取材に「あのまま放置していたら、失明していたそうです」と、角膜に異変が生じることの恐ろしさを明かした。
術後1ヶ月ほどで、視力は回復すると期待されているステフさん。担当したジャック・ブレントン医師は「早期発見できてよかったです」と安堵している。
アメリカ国内では、角膜移植手術の12%が腫瘍の発生が原因だと言われており、コンタクトレンズ使用者は、そのリスクが10倍も高くなることが分かっている。
特にレンズを装着したまま寝てしまう人では、腫瘍発生の可能性が100倍近くまで高まるそうだ。いずれにせよ、つけ外しをする指、レンズの保存ケース、アイメイク、タオルなどが不潔であることは論外だという。
医師はまた、レンズの長時間着用で角膜に酸素が行き届かなくことの深刻な危険性を指摘。それが原因による視力低下や失明のリスクは、意外なほど高いそうだ。
角膜に腫瘍ができる主な原因は細菌感染だが、花粉症でアレルギー性結膜炎が起きているのに使用し、かゆみで目をこする、風邪を引いた際に鼻水をかんだその指でレンズに触ることにも注意が必要だという。
何より清潔を保つことを怠ってはならず、たまにはメガネや裸眼で過ごすことも心掛けることをすすめている。