「こんなに簡単だとは」「やってみる」 使い古した傘の撥水力を簡単に復活させる方法

「最近、傘の水はけが悪くなってきた」「新しく傘を買い替えなきゃいけないのかなあ…」など、傘の水はけの悪さに悩んでいませんか。
この傘の水はけの悪さ、実は自宅で簡単に直せるのです。
Instagramにて、数々のライフハックを投稿しているyuri(yurimochi.home)さんが、傘の水はけを復活させる方法を紹介しています。
使用するのは、ドライヤーのみ。
傘を開いて、傘の布地に満遍なくドライヤーをかけます。ドライヤーを傘から約10cm離した状態で、30秒ほどあてましょう。1箇所に熱風を当てすぎると、生地が痛む可能性があるため、注意しながらドライヤーをかけてください。
全体的にドライヤーをかけ終えると…。
なんと、傘の水はけが復活します!
ただし、長く使用された傘は、温風を当てても水はけが元に戻らないことがあります。
また、この方法はビニール傘には使えないので、注意してください。ビニール傘に温風を当てると、傘が変性・破損してしまう恐れがあります。必ず、布製の傘で実践しましょう。
ドライヤーで温風を当てただけなのに、なぜ傘の水はけがよくなるのでしょうか。
傘の水はけが悪くなる原因は、傘を使用していくにつれて付着した汚れや、摩擦によってフッ素樹脂の粒が乱れるためです。
フッ素樹脂とは、水を弾く効果があるプラスチック原料です。このフッ素樹脂の粒が乱れると、水を弾く効果も薄くなっていきます。
また、フッ素樹脂は温めると粒が元の位置に戻るという性質があります。そのため、ドライヤーで温風を当てて、乱れたフッ素樹脂の粒を元の位置に戻すことで、水を弾く効果が復活するのです。
傘を濡れたまま放置しておくと、傘の骨が錆びたり、水を弾く効果が薄くなったりする恐れがあります。使用した傘は、水気を切って干してから、保管しましょう。
この際、注意点が2つあります。1つ目は、水気を切る際に、傘を開いたまま回さないことです。傘を開いたまま回すと、傘の中心にある中棒を傷付けてしまう可能性があります。
2つ目は、天日干ししないこと。傘を天日干しすると、傘の生地が劣化・変色したり、傘の骨を傷付けたりする恐れがあります。風通しのいい場所で、陰干しするようにしましょう。
ドライヤーの温風を傘の布に当てるだけで、傘の水はけが復活することが分かりました。先述した注意点に気を付けて、実践してみてください。
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yuri|HSP整理収納アドバイザー|繊細ママの暮らし応援(@yurimochi.home)がシェアした投稿
[文・構成/grape編集部]