羽鳥慎一アナ、埼玉・自民県議団が撤回した「子ども放置禁止条例案」に見解…「内容が現実的じゃない」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は11日、埼玉県議会の自民党県議団が10日に9月議会に提出していた、子どもだけでの留守番などを放置による虐待と定める「虐待禁止条例」の改正案を取り下げると発表したことを報じた。
「放置」を見つけた場合の通報も義務化する内容で、他会派は「追い詰められる親が増える」と指摘。子育て世代からは「負担が大きくなる」と批判が殺到、県によると、10日午後2時の時点で条例について県庁に1007件の意見が寄せられ、うち1005件が反対の内容だったことなどから撤回に追い込まれた。
改正案は、保護者らが小学3年生以下を自宅などに放置することを禁じ、小4~6の児童に関しては放置しないことを努力義務と規定。県議団は提案理由として、車や通園バスに放置された子どもが熱中症で死亡した事故を挙げ「放置は危険だという意識改革をする必要がある」としていた。
司会の羽鳥慎一アナは、提出を取り下げた改正案について「子どもの安全を守ることは必要だと思いますけれども」とした上で「内容が現実的じゃないというか、これ無理だろうっていう」と指摘していた。