大型で猛烈な台風15号 小笠原近海を北上中 小笠原諸島は午後は荒天へ 高波に警戒

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午前9時現在、大型で猛烈な台風15号が、小笠原近海を時速15キロで北上中。あす13日午前9時の時点でも猛烈な勢力を維持したまま、父島の東の海上を北上する見込みです。気象衛星の雲画像を見ると、台風の眼がくっきりと見開いていて、かなり発達していることを示しています。
台風15号 中心気圧が900hPa 今年最強の台風に

午前9時現在、大型で猛烈な台風15号が、小笠原近海を時速15キロで北上中です。台風15号はきのう11日から急発達し、気象衛星の雲画像を見ると、台風中心の眼がくっきりと見開いており、かなり発達していることが分かります。きょう12日午前9時現在、中心付近の最大風速が60メートル、最大瞬間風速は85メートル、中心気圧は900hPaとなっています。10月に台風の中心気圧が900hPaまで下がったのは、2018年(26号)以来5年ぶりです。今年発生した台風の中では台風2号に並んで、気圧が最も低くなり、今年最強の台風となっています。中心から半径120キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の北東側560キロ以内と南西側440キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。台風の強さは最大風速で決まりますが、「猛烈な」勢力は台風の強さのランクで最も強いレベルとなります。
台風15号 あす13日朝には「猛烈な勢力」を維持したまま父島の東海上へ

台風15号は、あす13日午前9時には、「猛烈な勢力」を維持したまま、父島の東南東約440キロの海上を時速30キロで北北東へ進むでしょう。その後、次第に速度を速めながら、14日午前9時には、日本の東を非常に強い勢力で北東へ進み、15日には温帯低気圧に変わる見込みです。日本の陸地からは次第に離れるため、本州に直接の影響はありませんが、太平洋沿岸は波がやや高くなりますので、ご注意ください。
きょう12日午後から 小笠原諸島は次第に荒天

台風が近づくため、小笠原諸島はきょう12日午後は雨や風が強まり、次第に荒れた天気になるでしょう。また、小笠原諸島の海上では、今夜遅くから14日にかけては、うねりを伴った大しけとなる見込みです。あす13日は断続的に雨が強まり、非常に強い風が吹く見込みです。今夜からは高波に警戒してください。また午後遅い時間になるほど、強風など、荒れた天気に十分な注意が必要です。
予想される波・風・雨

<波の予想>12日に予想される波の高さ小笠原諸島 6メートル うねりを伴う13日に予想される波の高さ。小笠原諸島 7メートル うねりを伴う14日に予想される波の高さ小笠原諸島 6から8メートル うねりを伴う<風の予想>12日に予想される最大風速(最大瞬間風速)小笠原諸島 18メートル(30メートル)13日に予想される最大風速(最大瞬間風速)。小笠原諸島 20メートル(30メートル)<雨の予想>12日6時から13日6時までに予想される24時間降水量(多い所)小笠原諸島 50ミリ