15年前に本社工場完成も…精密部品加工の会社が破産申請へ 負債額は約2億4500万円【新潟・長岡市】

新潟県長岡市の共友工機が9月28日付けで事後処理を弁護士に一任しました。今後、新潟地裁長岡支部に破産を申請する予定です。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、共友工機はスクリーン印刷機、産業機械、米菓製造機械などの精密部品加工を主力業務とし、これに付随する組み立て作業も行っていました。

2008年7月に現在の本社工場が完成し、事業拡大を図った一方、投資で調達した借入金の負担が重く、資金繰りが圧迫。また、2023年3月期の売上高は6000万円前後にとどまり、赤字が散発するなど業績不振が続いていました。

今期に入っても業況は好転せず、資金繰りの目処が立たなくなり、事業継続を断念。今回の事態となりました。

負債総額は約2億4500万円と見込まれますが、今後の調査で変動する可能性もあるということです。