くら寿司での“迷惑行為”等…動画を投稿した男に懲役3年・執行猶予5年の有罪判決「SNSとは距離を置く」

名古屋・栄の「くら寿司」で迷惑動画を撮影した男の裁判が13日に開かれ、執行猶予付きの判決が下されました。

会社員の吉野凌雅被告は今年2月、名古屋・栄の「くら寿司」で醤油さしに口をつけるような動画を撮影し、SNSに投稿するなどした威力業務妨害の罪などに問われていました。

これまでの裁判で、15歳だった少女を自身の生活費を稼がせるために連れ出した営利誘拐の罪とともに起訴内容を認め、検察側は懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予を求めていました。

13日の判決で名古屋地裁は、威力業務妨害について「顧客に安心して食事をしてもらおうという運営会社の努力を無にするあまりに無分別な犯行で、刑事責任は重い」と指摘しました。

さらに「出来る限り損害を賠償するといった反省の態度を示し、誘拐についても少女に謝罪の言葉を述べている」として、懲役3年・執行猶予5年を言い渡しました。

吉野被告:
「やってしまったことは風化せずに罪を償いつつ、今後は至極まっとうに生きて返済しつつ、本当に反省しているという気持ちを大事にして過ごしていこうと思っています」