息子を名乗る男から「不倫をした慰謝料を用意してほしい」などと告げられ、上越市の80代男性が現金100万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生しました。
警察によりますと10月12日、上越市に住む80代の男性の自宅の固定電話に、息子を名乗る男から「仕事を休んで病院に来ている。喉と胃が痛い。携帯電話を教えて欲しい」と連絡がありました。
その後番号を教えた携帯電話に再び息子を名乗る男から電話があり、「2,3日前に一緒に飲んだ女性とホテルに行った。女性には夫がいて慰謝料を用意してほしい」と告げられ、男性は電話を繋いだまま上越市内のスーパーマーケットの駐車場に呼び出され、中年の男に現金100万円を手渡しました。
その後家族からの連絡があり、男性が経緯を話したところ、詐欺被害にあったことに気づいたと言うことです。
警察は金銭の要求など、普段と違う内容の連絡があった際は、落ち着いて家族に確認するほか警察に相談するよう呼びかけています。