認知症の人に話しかけ続けるスタッフ、実は過去に…

親が年齢を重ねるにつれ、長生きしてくれるありがたさを感じるとともに、介護のことを考え始める…という人もいるのではないでしょうか。
体力的な衰えもありますが、認知症などによって、日常のコミュニケーションが難しくなってしまうことも。
そう聞くと、大変なイメージを抱いてしまうものでしょう。しかし、中には『奇跡』のようなエピソードもあるようです。
たっつん(@tattsun_cw)さんが、スタッフの経験談をX(Twitter)に投稿し、話題になっています。
あるスタッフが、寝たきりでひと言も話さなくなった認知症の人に、ほかの人よりもよく話しかけていたそう。
たっつんさんによると、認知症の人に話しかけることで脳に刺激が与えられ、認知症の進行を遅らせることができるともいわれているようです。
そこで、たっつんさんは「返事もない人に、どうしてそんなに話しかけるの?」と、あえて聞いてみることにしたのだとか。
すると、スタッフは自身の実体験を話し始めました。
「あるおばあさんにずっと話しかけていたら、ある日『はい!』って返事をしてくれました。それが嬉しくてもっと続けていたら、だんだん会話できるようになって、最終的には自分でご飯を食べられるほど改善したんですよ」
※写真はイメージ
認知症の進行を遅らせるどころか、症状が大幅に改善したという、驚きのエピソード…!
このような体験をしたからこそ、スタッフは「またそうなってくれる人がいるかも」と思って、認知症の人に積極的に話しかけるのだといいます。
自分よりもひと回り近く若いスタッフに対し、かっこよさと憧れを感じた、たっつんさんなのでした。
【ネットの声】
・スタッフさんの温かさを感じます!相手を見て、可能性を信じて対応しているというのが、とても伝わってきました。
・「返事ができなくても、耳は聞こえている」と聞いたことがあって、昏睡状態だった患者さんにずっと話しかけていたら、ある日突然目覚めたんです。最終的には自分で歩いて退院されました。
・介護を続けていると、たまに『奇跡』のような、生命の強さを感じる場面に出会います。
・叔父が同じような状態だったのですが、叔母が毎日ずーっと話しかけていて、改善してきました。
たとえ認知症を患っても、根本的には人と人とのコミュニケーションが大事なようです。
介護にとどまらず、身近で大切な人とは、少しずつ会話を重ねたくなりますね。
[文・構成/grape編集部]