射精、痴漢、パンティー下ろし…後を絶たない通勤ラッシュ時の電車内エロ行為

「かかってしまったかもしれないが、故意ではない。こぼれただけで、かけようと思ってかけたわけではない」
電車内で女子高生のスカートに精液をかけたとして、器物損壊の疑いで警視庁池袋署に逮捕された東京都世田谷区の職員、斎藤響容疑者(25)。冒頭の言葉は、調べに対する「ぶっかけ男」の供述内容だ。
2021年11月19日午前7時過ぎ、石神井公園駅から池袋駅に向かう西武池袋線の電車内で、女子高生の背後に立っていた斎藤容疑者は突然、ズボンのチャックを下ろして射精し、スカートの後ろに精液をかけた。池袋駅で降車した際、女子高生は乗客に指摘され、110番したが、すでに斎藤容疑者の姿はなかった。
「今年7月、斎藤は都内の別の駅で10代女性の下半身を触り、痴漢容疑で逮捕された。その際、DNA鑑定を行い、2年前の犯行がバレた」(捜査事情通)
斎藤容疑者は「2、3件やった。自分は好みの女性を見ると、(精液が)出ちゃうんです。出ちゃうから、そうなった時はファスナーを開けてティッシュやハンカチで受け止めるようにしているが、その時は間に合わなかった」と、言い訳しているという。
犯行時、斎藤容疑者は勤務先の世田谷区役所へ向かう途中だった。
一方、JR埼京線の電車内で20代女性の下着を下ろし下半身を触ったとして、強制わいせつの疑いで池袋署に逮捕されたのは、無職の羽賀聡明容疑者(38)。
今年4月4日午後6時42分ごろ、新宿から池袋に向かう帰宅ラッシュの電車内で、羽賀容疑者は女性のスカートの中に手を突っ込んで下着を下ろし、じかに下半身をもてあそんだ。
「羽賀が女性の前、仲間の男が背後に立ち、女性を挟み込んで犯行に及んでいた。女性は恐怖のあまり、なされるがままだったようです」(捜査事情通)
犯行に気づいた男性客が、羽賀容疑者の腕を掴んで池袋駅で引きずり降ろして駅員に引き渡した。羽賀容疑者は駅員の隙を見てホームから線路に飛び降り、線路上を数百メートル逃走。そのままフェンスを乗り越え、姿をくらましていた。この影響で埼京線、山手線、湘南新宿ラインの3路線が約20分間、運転を見合わせた。
調べに対し、「女性の前に立って目をつぶっていただけ。警察がでっちあげたウソの逮捕です」と容疑を否認。被害女性は「他の男からも下半身を触られた」と訴えている。
犯行が繰り広げられたのは、男女問わず痴漢被害が続出している埼京線の「先頭車両」。ネット上には<みんな同意している>というデマ投稿もある。何も知らずに先頭車両に乗り込み、被害に遭う男女が後を絶たない。