我が道を行くフレッシュネスバーガー、秋の新作は「キングサーモンバーガー」!“幻の高級魚”はビビるほどウマかった

ハンバーガー業界を中心に盛り上がりをみせた「月見バーガー戦争」が幕を下ろし、各社とも次なる仕掛けを繰り出すなか、ほぼ唯一戦争に参加せず、独自路線を突き進んだあのショップもまた新たな一手の準備を始めていた。

“あのショップ“”というのは……そう、フレッシュネスバーガーのことである。オンリーワンの個性を持つフレッシュネスバーガーが次に放つのは、まさかの“キングサーモン”を使った、これまた一風変わったスペシャルな新バーガーだった!
○フレッシュネスバーガーの新作はまさかの「キングサーモン」!

月見バーガー戦争では秋の定番である「マッシュルームチーズバーガー ~ポルチーニクリームソース~」と新作「生どんこ椎茸の黒酢あんバーガー ~香ばしサクサク醤油~」で勝負に出たフレッシュネスバーガー。

バーガーチェーン各社の月見バーガーを食べ比べ、そして食べ尽くした身として個人的に思うのは、結局フレッシュネスバーガーのマッシュルームチーズバーガー&生どんこ椎茸の黒酢あんバーガーがこの初秋に最も記憶に残ったということだ。

もちろん各社の月見バーガーはどれも絶品だったが、フレッシュネスバーガーの、その~、なんていうの?……心意気ってやつ? 安易に月見祭りに便乗せず、一本筋を貫き通したプライドは敬礼に値するし、何より、キノコのバーガー2種はバッキバキに美味かった……!

で、次はどんな期間限定バーガーが出るのかな~と楽しみにしていたところ、また予想だにしない角度から球が飛んできたではないか。

冒頭でちょっと触れたとおり、フレッシュネスバーガーが10月25日(水)から新たに販売するのは「キングサーモンバーガー」。フィッシュ系のバーガーは特別珍しいわけではないが、多くの場合は白身魚が基本である。しかしフレッシュネスバーガーはサーモン、しかもキングサーモンを使用したバーガーを生み出したというのだ。

「キングサーモン」……多くの人はなんとなく聞いたことがあると思うが、その知名度に比べて、そのリアルなところはあまり知られていないハズ。

キングサーモンは水のキレイな環境にしか生息できないことから、サーモンの世界総生産の中でもその数量はきわめてわずかな「幻の高級魚」。味わえる場所も基本的には高級レストランなどに限られている。スーパーなどで見かけることはほとんどないし、ましてやチェーン店で扱われる機会もほぼなかったのだが……そこはさすがのフレッシュネスバーガー、今回も期待を越えてきよったぞ!

キングサーモンのほかにはレタス、スライスオニオン、スクランブルエッグ、スピナッチクリームソースなど。見るからにウマそうではあるが、ちょっと味の想像がつきにくい。

ということで、実際に食べてみると……おおっ……なにこれ。幸せな味がする……。めっちゃウマい!! 繰り返す! なにこれ、めっちゃウマい!!!!

キングサーモンは、外はカリッ、中はふわっふわ! めっちゃ柔らかい! サーモンって、ちょっと身が硬いイメージがあったけど……これすげぇ。キングなだけあってかなり身は分厚いのに、白身魚のようなふわふわ感を保っている。それでいて張りがあるというか、食べごたえもたっぷりで、旨味の強さもしっかりサーモンサーモンしている。ウッッッマ。

フレッシュネスバーガーによると、サーモンはニュージーランド産で、一枚一枚を店内で調理。そのまま刺し身で食べられるほど鮮度の高いものを使用しているという。キングサーモンというのは、サーモンのなかでも特別に大きなサイズ感で、脂の乗りもよく、臭みが少ないという特徴があるようだ。

しかも、衣にはコリアンダーやバジルなど、8種類のスパイスを配合しているそうだが、言われてみれば、この風味が嫌味のない範囲で仄かに、でも確かに香っているのがわかる。この爽やかさがキングサーモンの旨味をまた一層引き立てているんだろうなぁ……。う~ん、たまらん。

スクランブルエッグはミルクとバターのコクがたっぷり。とろっとした半熟っぷりもたまらない。白いソースはほうれん草と生クリーム、チーズなどを使用して作ったスピナッチクリームソースで、これがまたまろやかで濃厚。高級感にも溢れている。スクランブルエッグと相まって、ちょっとタルタルソース的な役割を果たしているイメージである。これらの味わいがキングサーモンと合わさり、何重もの複雑な旨味を奏でている。

ハンバーガーといえば肉!と言いたくなるかもしれないが、このキングサーモンバーガーはちょっと別格。フレッシュネスバーガーが仕掛ける秋の新作、ぜひ味わってみてほしい!