待ちかねた秋の風景 佐倉でコスモス見頃 印西でも鮮やかに

佐倉市臼井田の佐倉ふるさと広場でコスモスが見頃を迎えた。オランダ風車を背に赤紫、白、ピンクと色彩豊かに咲き乱れる約50万本が一面を染め上げ、訪れた人の心を癒やしている。今年は22日で見納め予定。
「センセーション」「あかつき」など5品種が栽培される同広場は、色とりどりの花々を風車や付近を走る電車とともに楽しめる指折りの名所。市観光協会によると、今年は酷暑による雨量不足で開花が例年より1週間ほど遅れたといい、コスモス畑は待ちかねた“秋の風景”にカメラ愛好家や地元の家族連れでにぎわいを見せている。
22日まで恒例の「コスモスフェスタ」があり、20日から午前9時~午後4時に花の取り放題を行う(レジ袋1枚300円)。コスモスは23日以降に刈り取る予定。問い合わせは同協会(電話)043(486)6000。
◆印西シンボル花盛り
コスモスを「市の花」とする印西市各地でも、見頃終盤を迎えた色鮮やかな花々が秋風に揺れている。
牧の原公園では、約5千平方メートルの傾斜地にある「コスモスの丘」が“花真っ盛り”となり、地元住民らは青空の下、視界一杯に広がった景色を上下さまざまな角度から写真撮影したり丘周辺を散策したり、思い思いに楽しんでいた。