半導体不足解消で完成車の輸出増…名古屋税関管内の上半期の輸出額が過去最高に 貿易収支も4期ぶり増加

名古屋税関は19日、2023年度上半期の貿易概況を発表し、好調な自動車輸出を背景に、輸出額は過去最高となりました。

名古屋税関によりますと、静岡と長野を含む中部5県の4月から9月の輸出額は12兆351億円で、去年の同じ時期と比べて12.1%増え、過去最高となりました。

半導体不足が解消し、東海地方の基幹産業である自動車生産が急速に回復したため、完成車の輸出が大きく伸びたことが主な要因です。

管内の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支も、53.7%伸びて5兆3900億円余りの黒字となり、4期ぶりに増加しました。