“ホットヨガ”や“ジム”など経営する会社が破産へ ゼロゼロ融資利用も…負債額は約4億円【新潟】

新潟市のリブウェル新潟松崎が10月6日に新潟地裁へ自己破産を申請し、10日に地裁より破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。

民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店によりますと、リブウェル新潟松崎は2006年12月に設立されたヨガスタジオ等の運営業者で、「HOT40YOGA」の運営を軸に、フィットネスジムやマッサージサロン、関東圏での保育園の運営など経営を多角化。新潟県内のほか北海道・山形・宮城・長野・石川・埼玉・千葉・神奈川・東京など27店舗に拡大した2019年10月期には年収入高約5億4200万円を計上していました。

しかし、2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大が鮮明になるなか、運営するヨガスタジオの休業などを余儀なくされ、店舗撤退や保育園の運営を他社に譲渡するなど事業規模は大きく縮小。2022年10月期の年収入高は約1億1400万円にまで低下し、3期連続の赤字決算で大幅な債務超過が続いていました。

この間、雇用調整助成金やゼロゼロ融資などを利用して凌いでいました。事業再構築補助金を利用し、新事業の立ち上げも企図しましたが軌道に乗らず、厳しい資金繰りが続く中で支えきれず、今年9月末にヨガスタジオ全店舗を閉鎖し、事業を停止。今回の措置となりました。

負債額は約4億円に上っていたと言うことです。