築25年物件の壁に現れた謎の穴、その正体に目を疑う パワー系すぎる機能にツッコミの嵐

この世には、我々の常識が通用しない不思議な空間が一定数存在する。いつしかこれらの存在は、畏敬の念を込めて「クソ現場」や「クソ物件」の呼び名で親しまれるようになった。
今回は「予想だにしなかったドア機能」を完備した「クソ物件」の正体を探っていきたい。
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毎年9月末より10月にかけ、X上の注目を集めているのが、ご存知「クソ現場祭り」である。今年も「クソ現場祭り2023」というハッシュタグのもと様々な「クソ現場」の画像が集い、ネット民に秋の訪れを感じさせた。
今回注目したいのは「田舎の不動産屋」トトさんが投稿した1件のポスト。「衝撃」という見出しの付いた投稿には「最新の家はドアノブ収納付き」とだけ綴られている。文言だけ見ると非常に便利な存在に思えるが、投稿に添えられた動画を見ると…。
築25年物件の壁に現れた謎の穴、その正体に目を疑う パワー系…の画像はこちら >>
そこには、明らかにドアノブ部分が「破壊した」と思しき壁の存在が確認できたのだった。なおドアを開くと、ドアノブ部分は穴にすっぽりと「収納」されている。

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確かに「ドアノブ収納付き」ではあるが、完全に「パワーによる副産物」でしかない光景は見た者に衝撃を与えている。
前出のポストは投稿から数日で1,000件以上ものリポストを叩き出し、他のXユーザーからは「ストッパーが無いのか…」「うわぁ~! スッポリ収まる!」「空間を無駄なく活用」「素人が取り付けたのか?」など、多数のボケとツッコミが寄せられていた。
また、中には「うちのアパートもこんな感じ」といった声も散見されており、こうした不具合はそう珍しくないのかもしれない。こちらの点について、ポスト投稿主・トトさんに話を聞いてみると…。

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物件の詳細ついて、トトさんは「当社でお預かりしていた空き家物件です」「当初は『壁に穴が開いてる家はよくあるよね』といった感じで、あまり気にしていませんでしたが、ドアを開けた際、ドアノブがあまりにも自然に収まるのが面白く、投稿しました」と説明している。

トトさんはさらに、「お子様がいらっしゃる家の壁に穴が開いているケースはよくありますが、こちらは『ドアストッパー』というドアノブが壁に当たらないような部材が備え付けてあれば、防げた事例です」「新築ではドアストッパーが無いということはありませんが、築古物件などではたまに見かけます」とも補足していた。
また「涙目」(ナミダメ)と呼ばれる緩衝材をドアノブに取り付けることでも、こうした事例は防げるそうだ。今回話題となった物件の築年数はおよそ25年。近い築年数の物件を内見する際は「ドアノブ付近」をしっかりチェックしておこう。
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【衝撃】
最新の家はドアノブ収納付き#クソ現場祭り2023 pic.twitter.com/7yGDPLM9BL
トトさん/田舎の不動産屋さん (@totofudousan) September 25, 2023

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秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。