子供乗せた車を奪い銀行襲撃後に逃げた男が激突死 盗難・強盗・…の画像はこちら >>
アメリカ・コネチカット州で、幼い子供を乗せた盗難車で銀行強盗を働いた男が、逃走中に車で木に衝突し死亡した。この複雑な事件を『AP通信』や『ABC NEWS』などが伝えている。
コネチカット州の都市ウィンザーで数分間に起きた3つの事件が、のちに同一犯によるものだと判明した。
4日の午前9時過ぎ、地元警察に「後部座席に17ヶ月の子供を乗せた車が、ブルームフィールド通りのセント・ガブリエル・スクールで盗難に遭った」と911番通報があった。
その1分後に「強盗が発生した」との通報、さらにその数分後にも銀行近くのヒルクレストロードで「車が木に衝突した」と、3つ目の通報が続いた。
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警察が事件・事故が起きた3ヶ所すべてに出動したが、地元警察のニコラス・ダリー警部補は「それぞれの場所で情報を集めるうちに、3つの事件・事故はすべて関連していることが明らかになった」と語った。
容疑者の男は、まずセント・ガブリエル・スクール前で車を盗み、近くのウィンザー連邦貯蓄銀行を襲撃した。銀行強盗の後に盗んだ車に子供を乗せたまま現場から逃走し、間もなくして木に激突したようだ。
男の身元は明かされていないが、事故現場で死亡が確認された。
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現場に駆けつけたウィンザーの地元警察によると、車内にいた子供は事故直後も意識はしっかりしていたという。
ほどなくして母親が到着し、子供はコネチカットチルドレンズ病院に検査と治療のために運ばれたが、ケガもなく無事が確認されたそうだ。
いくつもの事件が複雑に絡み合った案件のため、地元の事故再現チームが詳細な調査を続行中だという。