「孫が千葉駅で…」 振り込め詐欺阻止、コンビニ店主表彰 警察駆け付けるまで説得続ける 市原署

電話de詐欺の被害を未然に防いだとして、市原署は市原市八幡の「セブン-イレブン市原八幡石塚店」のオーナー、都甲昌宏さん(61)に署長感謝状を贈った。
同署によると、都甲さんは8月17日、店内のATM(現金自動預払機)で現金50万円を下ろそうとしていた市内の80代女性に声をかけた。女性は「孫が千葉駅でバッグを盗まれた。お金がすぐに必要なので、ATMで下ろしてくれと頼まれた」と自宅に電話があったと説明した。
都甲さんは金額や話の内容などから電話de詐欺を疑い警察に通報。警察官が駆け付けるまで説得を続け、被害を防いだ。
都甲さんは「詐欺は卑劣な犯罪。被害をなくすためにも、積極的な声かけを促すなど従業員教育をしていきたい」と意気込んだ。