【徹底解説】三重県津市で1月観測史上最大の積雪 11センチ 立ち往生・スリップ多発 27日(金)にもふたたび東海地方平野部で雪!? (25日午前8時半現在)

10年に一度の寒波で、東海地方は山間部だけでなく平野部でも積雪になっています。
25日午前8時までの最も多い積雪は、岐阜県白川村で76センチと、この24時間で50センチほど増えたほか、三重県津市11センチで、10センチを超えたのは2014年以来9年ぶり、津市では1月の観測史上 最大の積雪になりました。

三重県四日市市の国道一号線は、積もった雪で車が坂を登れなくなり一部通行止めに。
1キロほど渋滞になり、各地で交通事故が起きています。

【大雪警報(午前7時40分現在)】
三重県:津市 松阪市 四日市市、鈴鹿市、亀山市、いなべ市、菰野町、伊賀市 熊野市 御浜町 紀宝町
この後の雪の見通しです。

岐阜県山間部は、大雪警報は解除されましたが、雪が降りやすい状態は続きます。
また、日本海側発生した雪雲は、伊吹山以外にあまり高い山がないため、山の隙間を縫って、三重県の北部や愛知県の知多半島方面に流れ込みます。

午後3時前後には、だいぶ流れ込みがなくなります。

ただ、まだ流れ込みやすい状態が続くうえに、雪が全てきらずに翌日の朝を迎える可能性があります。そうなると、また路面が凍結する恐れがあります。翌26日の朝も車の運転などには、十分な注意が必要です。
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また、27日(金)は、寒気が多少居座った上で本州の南側を低気圧が通るため、ふたたび東海地方の広い範囲に降水がありそうです。
低気圧は暖気を持ち込んできますが、寒気が居座った状態ですと、降水は雪になることもあります。
現段階の予報では雨が主体とみられますが、雪の可能性もあり、スーパーコンピューターでは、雪の予想もあります。今後も最新の情報はこまめに取り入れるようにしてください。
(CBC気象予報士 桜沢信司 25日午前8時半現在)