「霜降」に桜咲く いすみ鉄道沿線

朝夕の冷え込みが増し、霜が降りるころとされる二十四節気「霜降(そうこう)」を迎えた24日、いすみ市のいすみ鉄道沿線の桜が花を付け、地元の人たちを驚かせている。
季節外れの開花をしたのは、西大原―上総東駅間の南佃踏切そばの河津桜やソメイヨシノ。近くに住む植村秀子さん(79)が近所の人たちと沿線の草刈りをしていて「何もないのはさみしい」と同鉄道に掛け合い、10年以上前に十数本を植えていた。
植村さんは「2週間くらい前にソメイヨシノが咲いて、それから河津桜が花を付けた。この時期に桜を見るのは初めて」と驚き、夏の猛暑の後も気温20度を超す日が続いていることから「陽気が影響しているのですかね」と不思議がった。