【動画あり】ホワイトライオンの赤ちゃん4頭誕生 じゃれ合ったりミルクを飲んだり…きょうだいすくすく 成田

テレビの撮影などに出演する動物を飼育している成田市の「湘南動物プロダクション」で、世界的に希少だというホワイトライオンの赤ちゃん4頭が生まれた。甘えた鳴き声を出したり、きょうだいでじゃれ合ったりしながら、すくすくと成長している。
雄3頭と雌1頭のきょうだいで、9月18日に誕生。ミルクを毎日5回の頻度で1頭が1日に計500ミリリットル飲み、お昼寝もたくさんしてぐんぐん育った。1カ月半もたたないうちに体長は約20センチから約35センチへと伸び、体重は約1キロから約5キロとなり、歯も生え始めた。
きょうだいの中で一番人懐っこい雄は、マジシャンのプリンセス天功さんが「キング」と命名したという。優しい顔をした唯一の雌は母と同じくお茶の名前を取って「チャイ」と名付けられた。両親は4年前に生後3カ月で南アフリカから成田に到着した2頭。
ライオンの成長はとても早い。生後2カ月頃から鶏のミンチを食べるようになり、半年でミルクをやめる。3年たつと体長約2メートル、体重約250キロの立派な成獣になる。4頭きょうだいが、抱っこできるなど人が安全に触れ合える愛くるしい姿でいるのは年内まで。
赤ちゃん時期のライオンに触れてもらおうと、同プロダクションは、きょうだいを連れて県内の学校を訪問できないか調整している。伊賀紀江社長(61)は「実際に触れることを通して自然に生きる命の大切さを伝えたい」と話した。