新潟県佐渡市でジェットフォイルとクジラが衝突したと想定して、多数のけが人に対応する訓練が行われました。
【訓練】
「ジェットフォイルの事故があって、３３人の方が負傷。当院に搬送されると連絡を受けている」
１０月２７日、佐渡市で行われた訓練には、医師や看護師のほか消防士なども参加。
佐渡市では２０１９年３月にジェットフォイルがクジラとみられる海洋生物と衝突。負傷者の救急搬送の遅れが問題となっていました。
訓練ではけが人の容態の迅速な把握が図られたほか、地元の看護学生が傷病人役として参加し実際の救急現場を間近に体験しました。
【参加した看護学生】
「貴重な経験。傷病者側の気持ちも分かるのかなと思う」
【佐渡総合病院 佐藤賢治 院長】
「重症度に合わせて、どこで対応するのかというのは決めてある。それがうまく流れるかを確認するのが訓練の最大のポイント」
この日の訓練では関係機関の連携についても確認していました。