柏崎刈羽原発の重大事故に備え 半径5~30キロ圏の住民が避難訓練 スクリーニング迅速化へ新機器も導入

柏崎刈羽原発での重大事故に備える防災訓練で、最終日の30日は、原発から半径30キロ圏内の住民の避難訓練が行われました。

原発から半径5キロから30キロ圏内の避難準備区域に住む住民の避難訓練。

柏崎市の住民などが自家用車やバスに乗り、放射性物質が体や衣服に付着していないか調べるスクリーニングポイントに立ち寄りました。

上越市のスクリーニングポイントでは、2人同時に約15秒で頭から足先まで検査が完了する機器が新たに導入されました。

【花角知事】
「(新たな機器で)迅速に被ばくの状況がわかるということは確認できました。(車での避難では)渋滞が予想される箇所を特定し、そこでの交通誘導などの手当ても考えないといけない」

【参加した住民】
「訓練を受けたのが一部の人ですので、(事故の際は)屋内に入って(状況に応じて)避難場所に向かうというのを(訓練に参加していない人と)一緒に行動したい」

県は「(避難)道路整備や除雪態勢の強化を進め、安全で円滑に避難できる態勢をつくっていきたい」としています。