「突然の倒木」どこでも起きる可能性 テント直撃で女性が死亡した事故を受けキャンプ場の対策は 危ない木を見分けるポイントはキノコ

4月16日、神奈川県のキャンプ場で根元から折れた木がテントを直撃し、29歳の女性が死亡しました。どこでも起こりうる倒木の危険性について取材しました。
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それは突然の悲劇でした。16日、神奈川県相模原市のキャンプ場で、高さ18メートルほどの木が根元から折れてテントを直撃し、中で寝ていた29歳の女性が死亡、31歳の夫も大けがをしました。
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警察によりますと、木が倒れた原因は「根腐れ」とみられるということです。突然木が倒れたことは、この地方でも。
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2022年8月、名古屋・栄の大津通で高さ約17メートルの街路樹が突然倒れ、信号待ちの車を直撃。けが人はいませんでしたが、乗用車2台が壊れました。
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名古屋市によりますと、幹の根元が腐って弱くなっていたところに風を受けて倒れた可能性が高いということです。危険極まりない突然の倒木。木が生い茂るキャンプ場ではどのような対策をしているのでしょうか。
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愛知県犬山市にある「八曽モミの木キャンプ場」。相模原市で起きた倒木について、次のように話します。
(八曽モミの木キャンプ場 宮島正彦さん)「このキャンプ場も、いつ起きるかわからない。ひとごとではないなと」
実はこのキャンプ場では5、6年前に台風の影響で木が倒れてバンガローを直撃。幸い、けが人はいませんでしたが危険性をあらためて認識し、倒木に備える意識を高めているといいます。
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(八曽モミの木キャンプ場 宮島正彦さん)「この木は去年切った。枯れていて危なかったので切った」

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このキャンプ場では、シーズンの前にスタッフが点検を行い、危ない木は事前に伐採しているということです。
(八曽モミの木キャンプ場 宮島正彦さん)「お客さまに何かあったらいけないので、気を付けている」
では、根腐れして倒れる危険性がある木を、どう見分ければいいのか。街路樹の診断にも携わる樹木医の板倉賢一さんに聞きました。
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(樹木医 板倉賢一さん)「特に新緑の季節に芽出しが遅いとか、出てきた芽がチリチリ(ねじれているように変形)しているようであれば、枯れ木に近いと思っていただいていい」
ただ、根が腐りかけていても葉が茂り、芽を見てもわからない木もあるそう。そうした木を見分ける、もう一つのポイントがあるといいます。
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(樹木医 板倉賢一さん)「腐るとキノコが出るんですけど、キノコの種類もいくつかあって、枝とか幹の中間、上の方にキノコがついていると、すぐに(木が)倒れることはあまりない。問題なのは根元、根っこと幹をつなぐ根元部分にキノコが出ている場合『これは、もう危ないなぁ』と思った方がいい」