10月30日朝、新潟県佐渡市の漁港では、重さ200kgを超える大型の「クロマグロ」が水揚げされ、漁師たちの活気にあふれました。
30日朝の佐渡水産物地方卸売市場。漁師が満面の笑みを見せています。それもそもはず…横付けされた漁船から次々と姿を現したのは、まるまると太ったクロマグロです。
この日水揚げされた大物は3本。内蔵を取り除いた後の重さは195kg、239kg、248kgで、10人ほどの漁師で何とか木箱に移し替えました。
【丸内定置網組合 石塚林二郎 組合長】
「ここ2~3年の記録じゃないかな、240kgというのは、あとは築地に送って、単価がどうか」
一方、すぐ隣にある、県漁連荷捌き所にも黒姫沖で水揚げされた209kgの大物が到着。佐渡市でのクロマグロ漁のシーズンは4月から7月にかけてですが、遅れてやってきた大物に、こちらも笑顔が広がります。
【内海府漁業生産組合 多田好正 組合長】
「夏の6月頃のマグロと違って、脂はその時期に比べると、結構いい感じにのっていると思う。豊洲のあすのウリの値段を楽しみにしたい」
30日に水揚げされたクロマグロ4本は、31日の朝、東京・豊洲市場の競りにかけられます。
11月1日から始まる寒ブリ漁を前に、佐渡市の市場は活気あふれる一日となりました。