Amazon置き配、ドライバーの配慮不足で危険すぎる事態に 「悪意を感じる」の声も…

コロナ禍以降、需要がグッと高まった置き配。とても便利な反面、細かい部分でデメリットを感じた経験はないだろうか。
以前X(旧・ツイッター)上では、置き配によって発生した「予想外の監禁事件」が、大いに話題を呼んでいたのだ。
【関連記事】友人が「アイドルに監禁された」とSOS 置き配の招いた悲劇にツッコミ相次ぐ
画像をもっと見る
今回注目したいのは、Xユーザー・むくさんが投稿した1件のポスト。
「この置き配に閉じ込められて授業遅刻した」と意味深な1文が綴られた投稿には、玄関前の段ボールが写った写真が添えられている。段ボールにはお馴染みの「amazon」のロゴマークが確認できるが…。
Amazon置き配、ドライバーの配慮不足で危険すぎる事態に …の画像はこちら >>
なんと、段ボールは外開きタイプのドアの前方空間に、これ以上ない形で「ジャストフィット」していたのだ。

関連記事:シワシワのミニトマトを「10秒で復活させる方法」に目を疑う もっと早く知りたかった…

こちらの光景は多くの人々に衝撃を与え、件のポストは投稿から数日で1万件以上ものリポストを記録するほど話題に。
他のXユーザーからは「これは監禁案件」「こういう事案がいつか発生する気もしてた」「ドアの前に物置くのって危険なんだな…」「これ、めっちゃ怖い」「大型商品を注文するとき、悩むな」「この置き方は悪意を感じる」など、驚きの声が多数寄せられていた。
そこで今回は、ポスト投稿主・むくさんに詳しい話を聞いてみることに。その結果、奇跡の脱出劇が明らかになったのだ…。

関連記事:出前館ドライバー、注文した寿司を素手で触り始め… 本社は「事実です」と謝罪
ことの経緯について、むくさんは「大学の授業の前に昼寝をしていて、目が覚めた時点でほぼ授業開始時刻であり、慌てて飛び起きて玄関から出ようとしたら、扉が開きませんでした」と振り返る。
慌ててドアノブを数回回してみるも、ドアの隙間から段ボールが確認できたため「これは出られない」と感じたむくさんは、ベランダから飛び降りての脱出劇を決行。階数については「降りられなくはない階数」と説明していたが、読者諸君は決して真似しないように…。
ハリウッドスター顔負けのアクションを披露したむくさんだが、頭の中はかなり冷静だった模様。「最初は焦りましたが、遅刻の言い訳にできてラッキー、くらいに感じていました」とも説明しており、脱出後は玄関に向かい、教授に見せるための証拠写真(ポスト投稿のもの)を撮影し、荷物を移動させてから大学に向かったのだ。

なお入口を塞いでいた段ボールだが、Amazonから共有された「配送写真」を見ると、当初は壁に立てかけてあったことが判明。…しかし角度が足りているとはいえず、そう強くない衝撃を受けただけで、今回のような事態を招きそうである。
ドライバーに他意は無かったと信じたいが、置き配のニーズが高まっている昨今だからこそ、配達員には今一度「もしも」の事態を想定して業務に取り組んでほしいものだ。
関連記事:松丸亮吾、荷物の“置き配”をめぐる配達員の気遣いを称賛 「めちゃくちゃ感動」
この置き配に閉じ込められて授業遅刻した。 pic.twitter.com/11KRAe2rMC
むく (@fWAIAN4g0HBWkco) October 4, 2023

関連記事:台風13号に備える「窓の対策」 暴風雨には家にある“アレ”で補強を
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。