吉村洋文大阪府知事「関西ダービー、終わってほしくない!」 万博は日本各地のお祭りに「大きなヒント」

阪神とオリックスによるプロ野球日本シリーズの熱戦を受け、大阪府の吉村洋文知事は3日、「関西ダービー、終わってほしくない!」と興奮気味に語った。
この日、大阪の名所をイルミネーションなどで飾る冬の風物詩的イベント「大阪 光の響宴2023」の開幕式がメインストリート・御堂筋で開かれ、横山英幸大阪市長、歌手の生田絵梨花らとともに出席。約20万人の市民らとライトアップ点灯を見守った。
終了後の会見で吉村知事は、阪神3勝、オリックス2勝と白熱している関西決戦の感想を聞かれ、「日本シリーズ、めちゃくちゃ盛り上がっていますね。ずっと見てますけど、甲子園の3連戦もすごかった。両チーム、死力を尽くして最後まで素晴らしいゲームをやってもらいたい。終わってほしくないが、強い方が日本一」と述べた。球史に残りそうなシリーズだけに「これが大阪・関西の盛り上がりにつながっている。お祝いのパレードも盛大にやりたい」と今月23日に実施する御堂筋パレードへの注力を誓った。
2025年の大阪・関西万博まで1年半。横山市長は「関西ダービーは59年ぶり、万博は55年ぶり。大きく大阪・関西が注目されて、両チームがしのぎを削っている姿には感動する」と話していた。
この日の昼には、同じ御堂筋で「御堂筋ランウェイ」を開催。こちらは約30万人が沿道でイベントを楽しんだ。青森ねぶた祭など東北の名物祭を紹介する「おまつりランウェイ」の企画もあり、関西万博へ向けて吉村知事は「大きなヒントになった。日本の素晴らしい祭りが万博会場で一同に会する。知らない祭りも多かったので、この景色を万博でできたら面白い」と手ごたえをつかんだ様子だった。